チョウチョウウオ飼育その後ですが、以前の日記でも書いたように不調の個体は結局落ちてしまいました。その後で追加したチョウの中からも不調の個体が落ち、現在までチョウ2匹とカエルウオ1匹、合計3匹を落としてしまいました。
そのいずれも原因は把握しているつもりです。詳しくは述べませんが、ある意味で勉強になりました。今後の飼育に活かしたいと思います。落ちるべき魚が落ちたと言った感じです。(完全ポリプ食性のチョウではありません)
これで、わが家のチョウチョウウオは生存数が10匹となってしまいました。肉食性、ポリプ食性、雑食性と入り乱れて乱舞しております。2つの水槽とも俗に言う過密飼育です。アッという間にヤッコと同じくらいの数になっているではありませんか?ちなみにハギは合計5匹。
ポリプ食性のチョウは数えるほどしかおりませんが、今後は長期飼育できそうな良個体を選びながら追加して行きたいと思います。
それと、チェルモン属、これは結構なクセ者揃いです。乾燥ブラインまではそれなりに餌付くのですが、そこから先、顆粒餌、フレーク等に移行するのがとても難しいと感じます。一般的なポリプチョウより厄介な存在です。
最後は雑食性のチョウですが、上記に比べれば一般的には楽に飼育が出来ます。もちろん個体の選別は大切です。すぐに粒餌等を食べ始める個体もおりますし、数ヶ月間、根気強く餌付けが必要な場合もあります。すぐに人工餌を食べ始める個体ならば後は白点病の治療と混泳に気をつけるだけですからね。やはり個体選びはその後の飼育を大きく左右します。
飼育が楽か?苦労するのか?は個体次第です。これは雑食性だから簡単、ポリプ食性だから難しいとは単純に言えない場合も多いと思います。実際に自分がはじめて飼育する種の場合、書籍、ネット等で一通りの情報は事前に入手しますが、実際に飼育してみると、それらでは得られない事がいろいろ感じられます。
実際に飼育してみて眼で見て肌で感じる事が大切だと思います。飼育が難しいと言われる種の場合は、なぜ難しいのか?その理由を分析する事です。一口に難しいと言っても難しい理由はいろいろあるのです。種によって異なります。有益な情報も多くありますが、鵜呑みにしないことです。それだけで上手く飼育が出来るほど簡単ではありませんね。
得られる情報など断片的な場合が多いと思います。私に言わせればしょせん参考程度にしかなりません。知識があって困るものではありませんが、それと上手く飼育できるかは別物で1、2匹だったら偶然に上手く飼育できる可能性はありますが、手堅く乱舞で長期飼育しようと思えば、それではまず不可能でしょう。
ではどうしたら、それらがクリアできるのでしょうか?まず、白点病治療がほぼ確実に出来ること、トリートメントタンクでの検疫は必須(この意味がわからないアクアリストが実に多い)、水質管理、ろ材管理、生体の状態の把握、パワーバランスの調整、場合によっては成長速度の調整。などでしょうか。また餌の与え方にも細かい工夫が必要でしょうね。それと水槽メンテ用品の衛生管理も大切です。新魚到着日など本水槽で行うことは事前に済ませその日は触りません。
まだまだあるでしょうが、これも断片的な情報の一部です。感覚的なものを文章化するのは限界がありますな。 |