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2005.8.31

◆パッサーのストレス?

今年の暑さ対策もまもなく終わろうとしております。ここ最近は朝夕めっきり涼しくなり気温20度を下回る日もありました。最近の水温は25〜26度、通常の水温を保っております。魚達の状態も悪くはありません。

また今回の白点病治療も無事犠牲もなく終わろうとしております。来月半ばまで低比重1.008〜1.009をこのまま保ち、数日掛けて比重を戻して終わりになります。結局グリーンFゴールドは使用しませんでした。低比重とマジカルウォーターでの治療になりました。マジカルの効果は???よくわかりません。しかし20日以上規定量を毎日投与し続けましたが、悪影響も感じられなかったのでひと安心と言ったところです。

一つの心配材料だったパッサーの口元の腫れですが、マジカルの効果?かは判りませんが、峠を越えたように感じられます。状態も少しづつ戻り腫れも快方に向かっているように感じられます。何より動きが良くなって来ました。完治するかは?判りませんが、良い傾向だと思っております。そもそもの原因はストレスだと思います。

パッサーも周りの魚達が自分と同じくらいもしくは追い越す勢いなので今までの圧倒的な立場にない事は判っているのでしょう。その分ストレスが蓄積される懸念はあります。勢力図が刻々と移り変わって行く中で今後の混泳動向には目がはなせません。

2005年8月
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2005.8.30

◆大型ヤッコのパワーバランス

現在、当管理水槽では7匹の大型ヤッコを飼育しております。以前から魚同士のケンカ、イジメの件では何度となく、その事について触れて来ましたが、魚達の成長に伴い解決する問題もあれば、更には新たなる問題が出てくる場合も多いと思います。

この事は大型ヤッコのみならず、海水魚を混泳させるに於いては解決することが困難な永遠の課題なのかも知れません。無理な混泳をしない事が一番良いのは誰しも判ってはいるのですが、色とりどりの魅力的な魚達を一緒に泳がして鑑賞したいと思うのは私だけでしょうか?

わが家の場合、現在の混泳状況は魚が多いため水質管理は大変ですが、ことケンカ、イジメに関しては問題児のマクロススを仕切っているので目立ったイジメ等はほとんど見受けられません。ヤッコのみではなくハギ、チョウチョウウオも同じ位の飼育数がいるので適当に中和?されているのでしょうか?

少ない飼育数の水槽よりもケンカ、イジメはもしかしたら少ないのではないかと思われます。敵対する相手が多いので分散傾向にあるのではないでしょうか?数日前に掲載した動画も良いシーンを撮影して掲載したのではなく普段の光景そのままです。餌を与える前なので比較的見える所へ皆出てきてますが、普段はもっと静かなものです。

魚のケンカ、イジメを緩和させる為には逆療法的発想で多くの魚を入れる事も一つの方法になると思います。しかしこの飼育方法では病気等の対策、水質管理がシビアに要求されます。一つ間違うと全滅の可能性も十分に考えられます。日々の観察力、事前の対処がとても大切だと感じております。魚達はわずかな変化を発している事が多いものです。とにかく動きをよく観察する事が最も大切な事だと思います。(ほんと皆様にはとてもお勧め出来る水槽ではありません。悪い飼育例ですのでマネしないようにして下さい。)

(写真下、問題児(魚)マクロスス15〜16センチになり当水槽ではNo2になろうとしております。イジメられなくなったのでちぎれたスレッドも再生して来ました。色彩も綺麗になって来ました。この魚も美しいですね)

 
2005.8.29

◆海水魚の成長

▼飼育海水魚の成長記録
購入年月
魚種
購入時のサイズ
現在のサイズ
成長したサイズ
04/03〜
ソメワケヤッコ
約8センチ
約9センチ
1センチ
04/08〜
マクロスス
約6センチ
約15センチ
9センチ
04/08〜
タテキン
約9センチ
約15センチ
6センチ
04/08〜
ブルーフェイス
約10センチ
約14センチ
4センチ
04/08〜
パッサー
約13センチ
約16センチ
3センチ
04/10〜
クィーンエンゼル
約16センチ
約20センチ
4センチ
04/10〜
アズファー
約10センチ
約13センチ
3センチ
05/06〜
クリスルス
約15センチ
約16センチ
1センチ
         
04/03〜
キイロハギ
約5センチ
約12センチ
7センチ
04/08〜
ナンヨウハギ

約11センチ

約15センチ
4センチ
05/04〜
パウダーブルーSF
約13センチ
約14センチ
1センチ
         
04/04〜
トゲチョウ
約7センチ
約13センチ
6センチ
04/05〜
セグロチョウ

約7センチ

約12センチ
5センチ
04/06〜
スダレチョウ
約6センチ
約10センチ
4センチ
04/07〜
チョウハン
約5センチ
約13センチ
8センチ

今年の購入魚2匹(パウダーブルー、クリスルス)を除きほとんどの魚が飼育期間一年以上になりました。この一年やはり成長の速さはマクロススが群を抜いておりました。物凄い成長速度です。ケントロほどの大きさからあっと言う間に???15〜16センチ、体重は何倍になったのでしょうか?購入してから13センチサイズ位までは虐められていたので、それがなかったらもっと大きく成長していたと思います。(恐ろしい〜)

この種の魚を購入する際は事前に収容メンバー、サイズをしっかり計画立てて入れる順番、サイズをしっかり考えないと後から他の魚を追加する事が困難になる可能性が高くなると思います。非常にタフなのでマクロスス、パッサー等は一番最後に入れるのが理想的だと思われます。マクロススは相変わらずパッサー、アズファー、クリスルスとは相性がよくありません。(わが家の場合)

マクロススとは反対にパッサーは成長が遅いようでした。これはあまりに乱暴な為、仕切り、隔離を繰り返したせいで成長が遅かったようです。大変申し訳ない事をしました。普通に飼育していればもう少し大きくなったと思います。

以外にも2番目に大きくなったのはチョウハンでした。大型ヤッコの多い水槽でチョウチョウウオにとっては決して住み心地が良い環境とは言えませんが、飼育が当管理水槽にあっていたのでしょう?飼育当初、2ヶ月の餌付け期間を要しほとんど大きくならなかったのですが、その後一気に大きくなり最近は成長が鈍化して来ました。しかしヤッコ達より成長著しいとは???驚きです。その間、餌を食べる量は他のチョウチョウオウと比較してもかなり多く食べていました。俗に言う爆食い状態です。

大型ヤッコとの混泳下においても餌を沢山摂取させる事が出来ればチョウチョウウオ達を大きく成長させる事が出来ると思いました。これについては何度も日記に掲載しているようにチョウチョウには浮遊性の栄養価の高い餌をヤッコ、ハギには沈下性の餌を与える事で両者を上手く飼育出来ると考えております。今後どの位のサイズにまで成長するのか?非常に楽しみです。またチョウチョウウオもスレッドが伸びて来る種はとても優雅に感じます。

案外目立たないのがハギ類です。キイロハギは順調に成長してきましたが、12センチサイズからなかなか大きくなりません。止まったように感じます。またナンヨウハギ、パウダーブルーの成長速度はそれほど早くはないのですが、順調に大きくなっているようです。ハギ類の場合は植物性の餌も与えながら太っていればひと安心と言ったところです。この種の場合、状態が良いのはケンカしている事が多いのではないでしょうか?いつも他にちょっかいを出している時は大体が状態の良いときです。(特にパウダーブルー)

いずれにしても、大型ヤッコの場合、普通に餌を与えていれば比較的簡単に大きくなりますが、チョウチョウウオの場合は状態を維持する程度の餌の量ではあまり大きくならないので回数を多く与えるか一日2回でも食べれるだけ食べさせ出来るだけ多くの餌を与えるか?どちらかだと思います。(もちろん残さない程度の話です。)
わが家の場合は一日朝夕2回ですが、時間をかけてじっくり多くの餌を一回ごとの給餌に与えるようにしております。

 
2005.8.28

◆本日の水槽風景(動画)

本日、久し振りに動画を撮影してみました。約1分間の動画です。ファイルが大変重いですが、是非ご覧下さい。

 
2005.8.27

◆海水魚の飼育・管理

海水魚飼育をはじめてから丸6年が過ぎました。飼育当初から一昨年まで水換えなどした事がありませんでした。水換えするようになったのはここ2年ほどの間の事です。水換えしていなかった期間、病気の治療もした事はありません。(正確には治療の仕方がわかりませんでした。)

その間90センチ規格水槽でしたので大型ヤッコの飼育など無理だと思ってました。(実際には上手く飼育されている方も多いです)飼育書は何冊か持っておりましたが、あまり役に立たなかったのを覚えております。小さな魚が数匹だけなら水換えは要らないと海水魚飼育当初、地元のショップから言われましたので、そのようにして飼育しておりました。

淡水魚(ディスカス)水槽(上部ろ過)に外部フィルターを取り付け、本水槽に底面フィルターを敷き底砂を厚くして飼育を開始しました。(システムページの旧システム図参照)このシステムにした根拠は特にありません。ただお金を掛けずろ過を強化するつもりだけでした。 早速、スズメダイを数匹入れ飼育を開始しました。

その後、1ケ月経たないうちにパウダーブルーがショップにいたので伺ってみると「大丈夫」と言われ購入したところ、数週間で白点病で★に...その間スズメダイも何匹か★に...その後は訳も分からず並もののチョウチョウやら、いろいろ購入しては数日〜1週間ほどでことごとく★・★・★。当然高価な魚など購入した事はありません。

残ったのはスズメダイのみ、それ以外では1ケ月以上飼育出来た魚はおりません。そんな繰り返しを一年以上続けてから初めてヤッコを購入する事にしました。ルリヤッコです。2匹ほど★にして3匹目、またか???と思いながら飼育しているとなぜか★になりません。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる?」やっと一匹目命中!その後これまでの最高級魚レモンピール購入、秋田では7千〜8千円します。(これが通常価格です)この魚はショップにかなりの期間売れ残っておりました。完全に粒餌バクバクです。この魚もなぜか命中!(これで2発命中しました。)水槽にはミスジリュウキュウスズメダイ2匹とシリキルリズズメ2匹、スリースポット1匹、ルリヤッコ1匹、それにこのレモンピール1匹。

その後も忘れた頃に魚を追加しますが、また★・★・★。その間水換え、白点病治療は行った事はありません。もちろん殺菌灯なし、プロスキは一時期使用しましたが、効果がわからず???取り外しました。もちろんショボイものでした。こんなズサンな管理でも残ったメンバーは3年ほど飼育出来ました。

今では考えられない事ですが、実際にそうでした。ある程度の水槽に小型魚数匹でしたら、この程度の飼育でも上手く行く場合があります。(たまたま上手く飼育出来ていいただけです。)餌も一度購入すると忘れるほどもちます。(現在の水槽では2〜3週間でなくなる量だと思います。)その分水も比較的汚れません。

この事から水換えなし(足し水のみ)、白点病治療が出来なくとも水量、ろ過に対して余裕のある飼育尾数でしたら未熟ないい加減な管理のもとでもそれに適応出来る魚も中にはおります。(相当丈夫な魚)しかし白点も蔓延していて、海水のイオンバランスも正常でない環境ではほとんどの新魚は★になりました。1週間の生存がやっとでした。でも不思議とリセットもしませんでした。(それすらわからない)(笑い)

しかし昨年3月を期に、海水魚を乱舞させてみたくなりました。その為にはどうしたら良いのか?ネットでいろいろ調べ現在の飼育スタイル、管理水槽に至りました。その最初の魚が生存中のソメワケヤッコになります。その後の白点病治療で数年来飼育してきたルリヤッコ、レモンピールを硫酸銅で薬殺してしまいました。大変可哀想な事をしたと思っております。

今までの経験から(曖昧な表現ですが)、病気治療、水質管理が出来なくとも余裕をもった飼育尾数ならば自然治癒や偶然良い個体に巡り合うと上手く飼育出来る可能性はあります。しかしほぼ確実に飼育出来るようになるにはそれでは到底無理な事もわかりました。

やはり日頃の水質管理、白点病治療はマスターしたいものです。

 
2005.8.22

◆水質

今年の暑さ対策ももう少しの辛抱となって来ました。わが家の本日の水温は27度、この夏の平均水温も27位だと思います。MAXで29度まで行きましたが、そうなれば部屋のクーラーをすぐに稼動しますのでしばらくするとまた26.5度〜27度と言ったところを保っておりました。クーラーも冷房モードでの稼動ではなくドライモードでの使用をしておりますので実際にはかなり余裕の稼動状況です。

現在の120センチ水槽でファンを使用するのは今年が初めてでしたので水温の心配をしましたが、直接水面にファンを当てて部屋の温度(室温)マイナス3〜4度位は保っておりました。ホームセンターで昨年980円で購入したものですが、この地域で使用するにはこれで十分対応出来るようです。(暑い地域ではそうもいかないでしょうが...)

ファンの使用に伴い毎日多くの水が蒸発します。当水槽の場合、日/約5リットルほどです。これを毎日足し水として補充しなければなりません。総水量約330リットルとして約1.5パーセント強の水をほぼ毎日補充する事になります。

当管理水槽ではRO水ではなく水道水を汲み置きして塩素をなくし、それを毎日補充しております。それに伴い水そのものの不純物も1.5パーセントづつ蓄積される事になります。水換えなしだと1ケ月で約45.5パーセント弱の水を足す事になり不純物もその割合で蓄積する事になります。この程度であれば短期間で問題になる濃度ではありませんが、それが長い間に蓄積される事はいずれ重大な問題を引き起こしかねません。突然の崩壊?あなたならどうします。

実際にわが国の水道水は世界的にも類をみないほど安全な水と言えます。水道水は水道法に基づき50の水質基準が定められております。(カドミウム、水銀、鉛、ヒ素、シアン化物イオンなどなど)では絶対に安全かと言うと疑問符が付きます。濁り等は取り除き見た目綺麗な水とする事は可能なようですが、残念な事に水に溶けているさまざまな物質については、完全には取り除けないようです。現在は改善されて来ておりますが、日本では古くから水道管に鉛が使用され残っている所も未だ多く存在している事は周知の事実であります。 原水の汚染から浄水場で除去できない重金属類や有害物質も増えています。 特に夏場には残留塩素濃度が高くなるのが一般的です。(雑菌等が増えるのでそれを殺菌する為、当たり前の事です)

この事は水質基準があるとはいえ地域によりまた同じ地域でも季節により水質(不純物濃度)も異なるでしょうから一概には言えませんが、長期に渡り水換えしていない水槽では減った分当然足し水として補充します。ある日突然の崩壊などはこう言った見えない部分も否定出来ません。個人レベルで測定出来る事などそれほど多くはありません。

夏場は暑いので管理もつい怠りがちですが、水換えサイクルを短くし普段より多目の換水をするようにしております。水そのもに含まれる重金属等の有害物質の蓄積を少なくする為の措置です。夏場は約50パーセント(普段は30パーセント)の水換えを20日前後のサイクルで行うようにしております。長期で水槽を維持しようと思えば当然の事です。

魚水槽であれば水そのものの有害物質の蓄積を抑える為に月/最低15パーセント以上の水換えが必要になると考えます。(当管理水槽は30パーセント程度)

ただ今までまったく水換えなしで海水魚(ケントロピーゲ)を3年ほど飼育した経験もありますのでその事は日を改めて掲載したいと思います。(矛盾)

海水魚混泳写真
 
2005.8.17

◆海水魚の購入時期

夏場は例年のようにアクアリスト泣かせの季節ですが、少しづつ秋の気配も感じられるようになって来ました。もう少しの辛抱です。海水魚の購入には絶好の季節がやって来ます。涼しくなる頃にはいよいよ水槽に新魚を迎えられるアクアリストも多いのではないでしょうか?その為のプランしっかり計画しておきましょう。

以前あるショップで夏場を無地乗り切ってから状態が多少崩れるなどの話も伺った事ありましたが、実際に当管理水槽では感じた事はありません。(鈍感?)もっとも昨年は8月末に水槽を立ち上げ翌日から大型ヤッコをどんどん追加しましたのでそれを感じるより新魚追加に伴う白点病の心配と水質管理に躍起になっておりました。

一年のうちでこれからの季節が新魚追加には最適な季節であります。通販の場合は特に夏場の輸送はかなりリスクがあるのも事実であります。もっとも翌日配達の営業所止めですと秋田の場合でも東京から夕方発送の翌日の午前9時〜10時頃には到着しますので、輸送は夜中だけです。そういった輸送状態で配達可能な地域の方はそれほど心配は要らないのかも知れません。

ショップでも夏場は入荷を少なくする傾向にありますので、これから涼しくなる時期に豊富な在庫から良い生体をじっくり選んで長期飼育に挑戦して頂きたいと思います。とかく海水魚は購入時の状態、初期の管理がその後の明暗を分けます。ショップから素早く持ち帰りじっくり温度合わせ、水合わせして急激な環境変化を極力避けます。それでも夏の暑い時期は高温の為、維持管理が難しいと思います。初期管理で状態を良好に保つ事が出来ればまずは一安心です。ある程度の期間飼い込んだ個体はタフで水槽環境にも適応してますので、余程の事故などがない限り落ちる確立はかなり少なくなります。もちろん定期的な管理をきちんとしての話ですが...

いずれにしても、海水魚の購入は夏の暑い時期と冬の寒い時期は購入を控えた方が無難だと思います。(ショップに怒られそうですが...)ベストシーズンは秋です。春も良いのですが、購入して数ヶ月で夏の辛い時期に入りますのでやはりこれからの時期が一番良いのは間違いありません。

写真下、先月にマクロススを念のため仕切りました。本日の混泳風景です。しかし混泳は難しいですね。年中ケンカ、虐めの対策と白点病治療してます。(笑い)それでも皆元気で泳いでおります。

海水魚混泳写真
 
2005.8.15

◆海水館「BULE LIGHTNINIG」到着

大阪の海水館さんhttp://www4.kcn.ne.jp/%7Etafcorp/aqua.htmから待望の飼育書「BULE LIGHTNINIG」が発刊されました。ショップのHPにも掲載されておりますので、ご存知の方も多いと思います。数日前に注文し本日到着しました。詳しい内容は超有名サイトですので今更ながらご紹介までもないと思いますが、当サイト管理水槽もこの海水館さんの飼育スタイルがベースになっております。とても良質な本物の情報が掲載されており、ただただ感服するばかりであります。

海水館さんのサイト情報を手本に実際の飼育をしてみて「なるほど!」と感じた事も多々ありました。それをただ受け売りするだけではなく自分なりに試してみて良いと思った事を当HPで紹介させて頂いたりもしております。今回の日記掲載は海水館店主政田氏から快く了承頂いております。

新書はこれからじっくり拝読させてもらいます。飼育当初はとかく道具を揃えれば上手く飼育出来ると思いがちですが、それがなくとも上手く飼育出来ているベテランアクアリストさん達は多いと思います。極論すれば水換えだけで水槽の維持管理は出来るかも知れません。本書は簡素なシステムでも上手く飼育出来る方法をいろいろな角度から実験し掲載しておりますし、飼育の基本(水合わせ、水換え、白点病治療などなど)参考になる事も多いと思います。

海水魚飼育はポイントを押さえ飼育すれば簡単ではないですが、それほど困難なものでもありません。しかし手が掛かる事は事実であります。それも含めてこの趣味を楽しんで頂きたいと思います。

なかなか良い飼育書がない中で今回発売の「BULE LIGHTNINIG」は初心者のみならず上手く飼育出来ず悩んでいるアクアリストの方にはお勧めの書であります。価格も良心的です。印刷は味がありとても良いと個人的には思います。ただ綺麗なだけで中身のない飼育書とは正反対な所が大好きであります。今後の展開、大変楽しみに期待しておる次第であります。

BULE LIGHTNINIG
 
2005.8.12

◆マジカルウォーターの効果はU?

白点病の為、マジカルウォーター+低比重治療を開始して8日が過ぎました。魚の状態は問題なし、マジカルウォーターを毎日添加し始めてから8日になります。ここ数日は規定量の投与を繰り返しております。(昨日まで)しかし、いまだにパウダーブルーにうっすらと白点が見え隠れして完全には治まっておりません。死ぬ可能性はほとんどないように見えますが、完治しないのが気掛かりです。

明日にはもう少し比重を下げたいと思います。(1.009→1.008)それでもダメならグリーンFゴールドの投与となります。ただ今までの数多い白点病の治療の中でも今回は楽観視しております。悪化する様子もないし魚の状態も悪くはないのでやはり完治は時間の問題だと考えております。

マジカルの効き目は???わが家の水槽では???残念ながら判断できない結果となりそうです。ただこれは一例と言う程度の事であります。使用量によっては効果が期待出来ると思います。個人的には一番楽で安全な治療法は低比重+GFGだと思います。以前の90センチ水槽では硫酸銅治療も行って来ましたが、この水槽になってから銅は使用した事はありませんし、低比重+GFGでの治療で十分に対処出来ております。白点病の症状が悪化して★になった魚など一匹もおりません。唯一パウダーブルーが(比重ショック、もしくはphショックで★になったのみであります。)

海水魚を飼育している限りは小手先の対処では白点病を沈静化させる事は出来ません。予防薬ではほとんど効果がありません。治療薬が必要です。一旦水槽ごと治療してしまわない限りは白点病による犠牲が出ます。ただそれでも新魚を追加した場合は必ずといっていいほど再発します(新魚によって水槽に白点病が持ち込まれる)ので、完全にトリートメントしてからの本水槽に入れるなり、本水槽ごと再度治療するなりの覚悟が必要です。病魚の隔離治療も良いとは思いません。本水槽には白点虫がおりますので隔離治療したところでまた入れると発病します。白点病が蔓延したのでリセット???何の解決にもなりません。また同じ事を繰り返すだけです。

魚のみの水槽でもこれだけ治療に苦労するのですから、無脊椎と魚の同居などよほど白点病に罹りづらい魚を入れない限りはベテランのアクアリストでない限り到底無理であります。例えばチョウと無脊椎の同居などベテラン中のベテランでないと飼育は困難だと思います。やるとすればトリートメントタンクを用意して完全トリートメント後に収容するしかないでしょう。それでも難しい事に変わりありません。

一番怖いのはたまたま白点が蔓延しないで上手く飼育出来ていた時はいいのですが、いざ蔓延した場合に対処(治療)出来ず多くの魚を★にするこれが最悪であります。他の病気ならいざ知らず白点病治療をマスターする事は海水魚飼育では避けては通る事が出来ません。ほば100%近く罹ります。と言うか自然界では白点虫と共生しているようなものですので当然バランスが崩れると発病します。

いずれにしても白点病治療は決して難しい事ではないですし、避けてる事が出来ない以上治療をマスターするしかないと思います。出来なければ魚の安定的な飼育は出来ません。これが出来れば後は不用意に水槽に生体を追加しない限りは日々のメンテナンスをきちんと行う事で上手く飼育できる事が多いと思います。(収容生体によってはケンカ、虐めの問題もありますが...)当HPにも白点病の治療に関しては詳しく掲載しておりますので、白点病の治療が上手く行かない方は参考までにご覧下さい。個別の飼育相談は時間の都合によりご遠慮願います。

白点病と上手く付き合い楽しいマリン アクアリウムライフにしましょう。 底辺拡大を楽しく思っておる1アクアリストであります。

 
2005.8.10

◆マジカルウォーターの効果は?

先日、白点病治療の為、低比重(1.009)にしマジカルウォーターを添加開始(毎日添加)して6日が経過しました。 唯一白点が見え隠れしていたパウダーブルーですが、ほぼ終息、しかし完全に消えてはおりません。それでも今回の白点病治療は時間の経過が解決してくれそうです。安心して静観しております。6週間低比重を継続してそれで終わる予定であります。

マジカルの添加量は規定量の3分の2〜規定量(10リットル当たり一滴)、低比重にしているので少し薄めで使用していたのですが、効果の程は?はっきりとは確認出来ませんでした。水質の数値的な部分は測定していないので今後使用する事があったらその辺も計測したいと思います。 効果ははっきりとは確認出来なかったのですが、異常も見られなかったので安心しました。まずはこれが一番であります。

今回の白点病発病は原因がいろいろ考えられますまず、海草水槽を撤去するにあたり貝類を本水槽に移しました。(現在は低比重なのでバケツに取り出してますが...)それと外部フィルターの部品が欠けていたので稼動するのを止めてろ材を捨てる海水ですすぎ本水槽の濾過槽に入れました。

今までの白点病発病の経緯をみてみると、この海草水槽との何らかの移動の後に発病しているケースが散見されます。本水槽のろ材の量に比べると微々たるものなので真水で完全に洗ってから入れるべきでした。(これが原因かは不明ですが...)また貝、エビなども無闇に入れるのは考えものです。これが原因に考えられる事もありました。いずれにしても、安定している水槽への生体の追加は慎重を期すべきであります。

 
2005.8.5

◆この一年間の購入リスト

本日の最高気温34度、現在の水温はファンのみで26〜28度、部屋の向き、風通しが良いのでこれだけで十分対応出来ます。夏場部屋のクーラーも数えるほどの日数しか稼動しなくても大丈夫です。お友達のアクアリストの方などは部屋のクーラー、水槽用クーラーフル稼働だとの事なので暑い地域の方にとってはしんどい季節ですが、もう少しの辛抱?です。無事乗り切ってさわやかな季節を迎えたいと思います。

まもなく一年、少し気が早いのですが、現在の水槽を立ち上げてからの購入した魚達、全てのリストです。ここに掲載されていない魚達はそれ以前の水槽の購入魚達です。ミズタマハゼのペアはろ過BOXの下敷きにしてしまいました。パッサー4代目は購入したものの3日で☆に???状態が思わしくない個体を考えず水換えしたのが悔やまれます。購入初期の不注意な水換えは致命的な状況を作りかねません。(教訓になりました。)また、大量の水換えは極力行わない方が安全です。(水槽設置初期段階の急な場合を除く)もちろん行う場合は時間を掛けて行うのが安全ですが、わかっていてもなかなか出来ないのが実情であります。それを手を抜きして☆にします。

それ以外の個体は下手な管理の下でもどうにか生存しております。一度に購入できれば理想的ですが、このメンバーを一度に収容など出来るものではありません。今冷静に考えてみるとパッサーは★にしないで済んだかも知れませんが、「「タラ、レバ」など幾ら言った所で何にもなりません。今後の教訓にし生かすのみであります。貴重な死が未熟な管理者にいろいろ教えてくれました。私の場合は1匹★になっただけでもとことん原因を考えます。パッサーの死は今考えてみても悔やまれてなりません。ホント可哀想な事をしました。

以前の水槽からの引越し組では3月にパウダーブルーが★になりました。この一年でヤッコ、ハギ、チョウではこの2匹(パッサー、パウダーブルー)になります。パウダーブルーの死は生存中の同種個体を飼育する上で大変役にたっております。以前飼育の個体は訳もわからず★でしたが、その後2匹の貴重な犠牲を払い3度目の正直であります。

わが家にとってはパッサー、パウダーブルーは飼育困難種?です。他のアクアリストに笑われそうですが、そうなんです。(レベルが低いアクアリストを笑ってやって下さい)ポリプ食のチョウチョウなどでは納得するでしょうが、それは私にとっては雲の上のアクアリストの話です。

▼この一年間の購入魚
魚種 今まで何匹目? 購入年月 飼育期間
ブルーフェイス
初代
04/08
約1年
タテキン
初代
04/08
約1年
マクロスス
初代
04/08
約1年
ナンヨウハギ
初代
04/08
約1年
パッサー
3代目
04/08
約1年
カクレクマノミ(生存2匹)
初代、3匹購入、別水槽にて1匹☆
04/08
約1年
クィーンエンゼル
初代
04/10
約10ヶ月
アズファー
初代
04/10
約10ヶ月
ミズタマハゼ(ペア)
初代 ろ過BOXの下敷きで☆
04/10
7ヶ月で★
パッサー
4代目 3日で☆
04/12
3日で★
パウダーブルーSF
6代目位? なぜ?難関?
05/04
約4ヶ月
クリスルス
初代
05/06
約2ヶ月
       
 
上記の購入ショップ
   
 
◆3代目パッサー   オデッサ(東京)
 
 
◆それ以外の魚全て PET TAJIMA(東京)
 
       
▼引越し組のこの一年(以前の水槽の購入魚)
魚種
今まで何匹目?
購入年月
飼育期間
ソメワケヤッコ
2代目
04/03
1年5ヶ月
キイロハギ
3代目
04/03
1年5ヶ月
トゲチョウ
3代目
04/04
1年4ヶ月
コバルトスズメ
20匹位?かな?
04/04
1年4ヶ月
セグロチョウ
初代
04/05
1年3ヶ月
パウダーブルーSF
5代目位? 
04/05
10ヶ月★
ホンソメ
3代目
04/05
1年3ヶ月
スダレチョウ
2代目
04/06
1年2ヶ月
チョウハン
2代目
04/07
1年1ヶ月
       
 
上記の購入ショップ
   
 
◆ソメワケヤッコ さわとと(愛知)ナント800円!激安!
 
◆キイロハギ (秋田)
 
 
 
 
◆コバルトスズメ(秋田)
 
 
◆セグロチョウ(秋田)
 
   
 
 
 

◆スダレチョウ (神奈川)*ここのショップは×お勧め出来ません。

 
◆チョウハン(青森)
 
 
2005.8.4

◆マジカルウォーター到着

先日、注文していた「マジカル ウォーター」が本日到着しました。現在、白点病治療中なのでちょうど良いタイミングですが、比重を昨日やっと1.012まで下げたところなのでもう少し下げてから使用してみたいと考えております。低比重でシストを破裂させマジカルウォーターで体表に付着した親ムシ退治といった所です。魚の状態はパウダーブルーはじめ皆元気で問題ありません。今回使用する必要性は特に感じませんが、白点病治療のバリエーションを増やしたりいろいろな状況に対処する為には決して悪い事ではないと思います。

この商品の使用にあたり過密飼育の場合は特に酸欠に注意したいところであります。比重を下げる事で淡水に近づけ酸素量を多くしてそれを緩和するねらいもあります。酸素の飽和量は温度が低く、比重が低いほど多くなるからです。マジカルの使用量を少なくして魚の様子を見ながら行おうと思っております。酸欠で皆☆などシャレになりませんから。もっとも規定使用量ではそうなることはないと思いますが...

淡水用の商品ですが、海水での効果は各HP等にいろいろ掲載されておりますので、ご存知の方も多い事と思います。今回購入の目的は白点病治療のみならず「抗菌、防黴、駆虫、除藻、清浄、脱臭」効果があると取扱説明書には記載してありますのでそれ以外の効果も多少は期待しております。

わが家の場合はパッサーの口元のおできが依然よくならないので抗菌作用等で完治してくれる事も多少は期待しております。それとグリーンFゴールどちらかが効果ある事に淡い期待をいだいている所であります。今後はストレスの緩和、水質改善、抗菌剤の使用等試してみる予定です。

一匹だけ大型ヤッコを残すとなれば迷わずパッサーを選びます。それくらいのパッサ−好きであります。特に♂の個体が大好きであります。購入時にパッサーの♂個体いますか?と問い合わせる位ですので普通とは少し違います。もちろん小さなサイズでは判断がつかないので10数センチサイズ個体になってしまいますが...いすれにしてもパッサーは大切な魚なので出来る限りの事をして完治させたいと思います。状態がそれ程悪くならないうちに...

マジカルウォーター
 
2005.8.3

◆白点病治療開始

先日から様子を静観していた白点病ですが、やや悪化する兆しが見えてきたので今回は低比重にて治療する事にしました。爆発的に増える様子ではないのですが、過密飼育なので軽症のうちに手を打ち沈静化させてしましたい所であります。

目視出来る魚はパウダーブルーのみナンヨウハギには見当たりません。一昨日から比重を下げ始め本日で3日目、初日比重を1.021から数時間掛けて1.015位まで下げてみました。するとまた例のごとくパウダーブルーのみかなり苦しいそうに落ち着きなく泳ぎ回ります。他のハギ(ナンヨウハギ、キイロハギ)に変化はありません。チョウチョウウオ達も異常ありません。

パウダーブルーは以前の日記にも書きましたが、とてもデリケートであります。比重を戻す分には変化は見られませんが、比重を下げるにはかなり神経を使わなければなりません。急激な変化は命取りです。ことこれに関してはチョウチョウよりはるかに敏感に反応するのでこの魚に合わせて比重を下げるしかありません。

わが家のパウダーブルーは丸々太って体力もある筈ですがこれに関しては訳が違うようです。以前の個体2匹もそうでした。パウダーブルーの場合は低比重治療より硫酸銅を使用した治療の方が安心で楽かも知れません。ある意味で...

今回それと合わせてマジカルウォーターでの治療も行ってみようかと考えております。明日には到着する予定です。この商品は「微生物が生成した安全性の高い高価な天然高純度発酵エタノール ( 微生物アルコール ) を使用しています。 ( バクテリアの栄養分となり、水と炭酸ガスに分解されます ) 」とあり使用量を守れば安全な治療法だと思われます。賛否両論あるにしてもそれはこの商品に限った事ではありません。また マラカイト等の薬物のように肝臓に蓄積する等の副作用や弊害もないとの事なので尚更使ってみたくなりました。

ただ本日までの経過を見ている限りでは白点病もそろそろ沈静化しそうな気配が感じられるので使用するまでもないのかも知れません。本日3日目でやっと1.012位なので1.009に下げるまではもう数日は掛かりそうです。パウダーブルーの顔色を伺いながらの作業になります。前回1.008でも問題が出なかったので比重さえゆっくり下げれば問題は出ないし、急激に下げなくても白点病の治療は確実に行えました。紅海魚アズファーも問題ありませんでした。 これが前回の治療時の収穫でした。

話はかわりますが、早いもので今月の20日でこの水槽を立ち上げてから一年になります。この一年間の海水魚の購入表を作成して包み隠さず掲載したいと思います。管理者の未熟さゆえ☆になった魚もおりますが、元気に泳いでいる魚も数多くおります。今後、事故等で一夜にして全滅などなければいいのですが...こればかりは???

 
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