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◆殺菌灯の球の取替え
昨日の深夜まで掛かって濾過槽の大掃除、それと約1年振りに殺菌灯の球を交換しました。殺菌ランプの一応の寿命の目安は約6,000時間(250日=約8ヶ月)なので4ヶ月近く過ぎていた事になります。
目安を過ぎたのは知ってはいましたが、少し?ほったらかしにしておりました。いつも気掛でしたが、どんなものか?いろいろ観察しておりました。4ヶ月程過ぎても水が濁ってきたりする事はないのですが、どことなく状態が以前より悪い?ような気がしました。(気の性?)餌食いも多少落ちて来たような気がします。
先日の白点病の兆しは殺菌灯の殺菌能力が弱くなった事も大きく影響していると思われます。魚の収容数がシステムに対してオーバーしてると思われる水槽では尚更、定期的な交換が肝心だと思いました。
もっとも現在は低比重を継続中なのでそれもあるのかも知れません。長い期間、低比重にするのは魚の為には決して良い事とは思いませんので
近いうちに戻したいと思います。魚の方は相変わらず皆元気で今年も残り数ヶ月となりましたので、このまま何事もなく無事乗り切ってほしいと思っております。
今年は春先にパウダーブルーを☆にしてかなりショックでしたが、それだけでこのまま済んでくれたら良いのですが...新参者のパウダーブルー、クリスルスも元気ですので今年の購入魚は犠牲を出さずに済みそうであります。しかし来年は大型ヤッコは更に大きくなる事が予想されます。(恐ろしい〜)水槽が大分狭く感じられます。
このままのメンバーで犠牲もなく行けるとは思っておりませんので成長速度、魚達の折り合いを見ながら里子に出すなりいろいろ考えたいと思います。魚達も住み心地が良いのか?なかなかしぶといです。自然淘汰されると丁度良い気もしますが...そんな時に限ってお気に入りの魚や高価な魚から☆になります???悪い予感は的中する事が多いものです???
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◆パウダーブルー
わが家に来てまもなく半年が経過しようとしてるパウダーブルーですが、やはり飼育が苦手な種だと感じます。(はっきり言って私には難しいです)色彩的にはとても好きな魚なのですが、チョウチョウウオより白点病に罹り易い事がその要因です。
罹り易いと言うか色彩的にとても目立つのでそう感じるのかも知れません。数日前にも目視こそ出来ませんが、また発病するのかと思いました。飼育された事がある方ならご存知だと思いますが、ブルーの肌が微妙に荒れて来ます。多少ヒレも濁ります。
慌ててマジカルウォーターを数日間入れました。ただ幸いにも比重をまだ1.008から戻しておりません。数日経過した本日は落ち着いたように感じられます。実はこれには訳があります。それは水流を変えた事による底の水の動きで白点のシストが巻き上げられる可能性があった事、それと殺菌灯の球の取替え期間が過ぎた事も考えられます。その為、比重を戻すのを延期しておりました。戻していたら今頃、発病の可能性は高かったと思います。
明日、殺菌灯の交換球が到着予定なので取り換えて数日経過してから比重を戻そうかと考えております。もしくはこの次の水を取り換えてからその後、徐々に戻す事になるかも知れません。この魚がいると変化をすぐにキャッチ出来るのでそういう意味においては便利な気もしますが...
大型ヤッコだけなら白点病対策においてはすごく楽なのはわかるのですが...しかしなかなか上手く行かないものです。
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◆マクロスス混泳その後
マクロススを一緒にして12日程経過しました。相変わらず小競り合いは時折散見されますが、大きなケンカもなくどうにか過ごしております。心配されたクリスルスとの仲は相変わらず改善されずじまいですが、マクロススが近くにいない時は岩陰から出てきて泳いでおりますので、以前に比べれば大分良くなったと思います。
マクロススはこの先、数ヶ月でサイズ的にはNo2になる事はほぼ間違いないでしょう。またタテキンもパッサーを凌ぐ勢いで成長しております。一年以上圧倒的な力でNo2の座を保っていたパッサーですが、成長次第では一気に5番手まで下がるのかも知れません。大きい順にクィーン、マクロスス、タテキン、クリスルス、パッサーとなるような気がします。今後の勢力図はどうなるのか???まさに戦国時代です???
心配された一番弱い立場のアズファーも隠れる事もなく出てきて泳いでおり、餌もしっかり食べているのでこのままの状態を維持したいと思います。同じく弱い立場のブルーフェイス、この個体もしっかり餌を食べ、お陰で最近は大分体の幼魚ラインが薄くなり色彩変化が感じられるようになりました。
購入当初のブルーフェイスはタテキンよりやや大きかったのですが、現在はサイズが逆転しタテキンが1センチ程大きくなりました。しかしケンカはブルーフェイスが強いままです。魚達の力関係を見ているとマクロススとアズファーの時もそうだったのですが、多少のサイズの逆転では力関係に変化はないようです。完全にサイズが逆転した時に力関係も変わる事が多いようです。
大型ヤッコの混泳はどれも存在感があり豪華に違いありません、しかし実際に管理するのはいつも緊張感の中にありとても大変なものです。とにかくケンカの心配が絶えません。日々の生体観察を怠る事が出来ません。でも好きでやっている事なのでそれも含めて楽しむ事が出来れば良いのでしょうが、なかなかそんな気分になれない事も多い気がします。
わが家は男の子3人おりますが、子供の心配するよりも魚の心配している時の方が多い気がします。魚も子供達のように仲良くしてくれると良いのですが、なかなかそう上手くも行きません。
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◆ろ過槽
以前に比べ魚がどんどん大きくなり嬉しい反面、今後の水質維持が出来るのか?とても心配になります。あらかじめ想定しているにせよ、想定外の事ももちろん出てくると考えられます。現在は問題にはならなくても今後の心配はやはり尽きません。
昨日の水流について日記を書いているときに、またふと別の事が脳裏に浮かびました。それはろ過槽が水槽の(海水魚飼育の)心臓部だとすれば現在のシステムを今後見直す事も必要ではないかと?思いました。水槽を大きく出来れば理想的ですが、そう簡単に出来るはずがありません。
今まではメインポンプの容量アップのみ考えていたのですが、わが家の水槽下はガラ空きで余裕のスペースがまだまだあります。今後クーラー設置の予定もありません。シンプルに考えると90×45×45センチの3層式位のろ過槽が入ります。これにメインポンプのRMD400→RMD551に変更すると120センチ水槽ではなかなかお目に掛かれないようなシステムが完成します。総水量も増えろ材もまたかなり増やせます。
今すぐ実行とは行きませんが、今後魚が大きくなった場合にろ過能力的にはこれでかなりの性能アップが期待出来そうです。実際にそうするかはわかりませんが、一つの案としては悪くないと思っております。あれこれ小手先的な事を考えるより確実な飼育方法ではないでしょうか?
現在のシステムでもアンモニア、亜硝酸など検出される訳ではないので今後も十分対応は出来そうですが、より確実な余裕をもったシステムにするには総水量のアップ、ろ材の追加はメンテナンスこそ大変ですが、魚達にとっては良い事だと考えられます。
海水魚飼育でろ過能力不足は致命的な状況を作りかねません。見えるところよりろ過部=心臓部にこそお金を掛けた方が良いと思います。もっとも飼育する魚のサイズが小さく、数匹だけの飼育ならそこまでの必要性はないでしょうが...過密飼育などの場合は過剰なろ過くらいで丁度良いと個人的には思っております。
先にも述べた通りある程度の期間経過してアンモニア、亜硝酸が検出されるのは飼育数に対して明らかにろ過能力不足だと考えられます。ろ過能力が十分であれば何らかのアクシデントでバクテリアが多少死滅しても問題になる事は少ないと考えられます。
現在当水槽では白点病治療の為、比重1.008で6週間ほど経過しており、バクテリアも比重を下げた当初は多少なりとも死滅していると考えられます。餌も相変わらず通常通りかなりの量与え続けておりますが、特に変化は感じられません。これはろ過的にまだ余裕があるものと思われます。今後はわかりませんが...
いずれにしても、ろ過面積は出来る限り大きい方が良いですし、それに伴い循環水量、効率も考える必要があると思います。今一度自分のシステムを個々に再確認してみてはいかがでしょうか?きっと改善点が見つかると思いますよ。
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◆水流について
以前から気になっていた事なのですが、
わが家のシステムの場合(システム図参照)、2本のパイプを経由させて本水槽へ水を汲み上げているのですが、水流についていささか疑問を感じておりました。
具体的にどう言う疑問?かと申し上げますと、水の水槽への入り口はL字型の塩ビ継手を使用しておりました。水流の方向は手動で自由自在に変える事が出来るのは大変良いのですが、L字型の為、水面と平行に水を噴射?する事になります。これだと水槽の底まで水がきちんと行き届いているのか?いささか疑問を感じておりました。
当然、水面付近は水流が強いので見た目は水が勢い良く流れている様に感じますが、大型ヤッコはじめ魚達は底の岩陰を好んで隠れ暮らしております。理想は水底まで満遍なくろ過された酸素の多く含まれた綺麗な海水を循環させる事にあります。この点の改善が必要だと考えておりました。
水中ポンプを別に取り付ければ話は早いのですが、現在のシステムで改善点がないのかいろいろ考えておりました。メインポンプから送り出される綺麗な海水を直接水底まで循環させた方が効率が一番良いに決まっております。そこでシンプルに考える事にしました。
現在のL字型の塩ビ継手を取り外すと垂直に水が落ちます。この中間がないものかと...久し振りにホームセンターへ行ったらくの字型の継手がありました。これはお恥ずかしいながら知りませんでした。(笑い)早速購入し新たに作って昨日から使用開始です。(写真下)
実際に取り付け使用してみた所、なかなか良い感じです。水槽の両角に水流が当たるように設置してみました。今後いろいろ工夫してベストポジションを探したいと思います。沈下性の粒の小さな餌を落としてみると水流の方向性が簡単にわかります。水底付近も今までとは比べ物にならないほど水が動いております。これは水底に白点のシストを溜めないでウールBOXに流れるようにする効果もあると考えられます。反対に水面付近の水流はほとんどなくなったので浮遊性の餌が無駄にウールBOXに吸い込まれなくなりました。
ほんのわずかな工夫でも生体に与える影響は大きいのではないかと思います。オーバーフローの場合、特にメインポンプだけでは水流を有効に循環させる事が極めて困難だと思います。特に岩などが多くなればなるほどそれは言えると思います。
反対に岩などを少なくすると淀みは少なくなるのでしょうが、ケンカ、イジメの問題対策が出来なくなります。力関係がむき出しになり多くの魚を混泳させる事が困難になります。
今後の予定ですが、メインポンプを大きくした場合、水槽への配管が現在の2本→3本までは増設可能になっております。それに伴い水流も3箇所から自由自在に調節可能になります。また単純計算で全水量の水が一時間に約7〜8回転する所を、10〜11回転させる事により生体にとってより良い環境を作りたいと考えております。
わが家の場合、屋外にてメダカ鉢でメダカも飼育しておりますが、淀んだ水でもどんどん繁殖する魚もおりますが、海水魚飼育は淀みを作らず新鮮な綺麗な(ろ過された)水を循環させる事がとても大切だと思いますし、健康に育てる事が病気の予防にもつながります。(偉そうな事は決して言えませんが...)海水魚を上手く飼育出来ない方は自分の水槽の水の淀み、水の循環を再確認する事も大切な事だと思います。
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◆クリスルス
久し振りに登場のクリスルス、わが家にやって来てから3ヶ月が経過しました。当初に比べかなりふっくらして迫力が増した?ようです。特にお腹周りが肉厚に(餌の食べすぎ?)なりました。
飼育当初はリムフォを発病しておりましたが、1ケ月ほどで完治し、その後はさしたる問題もなく過ごしております。相変わらずとてもタフですが、この魚は見た目と異なり臆病で気が小さい反面、虐める魚がいなければいつも見える所に出てきてゆったり泳いでいる事が多いようです。やはりアズファー、マクロススとは違い、いつも逃げ腰で神経質な魚ではないようです。
アズファーとの相性は問題ありませんが、マクロススには時折追い払われております。以前に比べると大分緩和されましたが、今後の課題のようです。仲良く混泳してくれると助かるのですが、そうも都合よく行かないようです。
パッサーとはお互い無関心で寄り添っていてもケンカになりません?不思議な関係です。互いに威嚇するなども見た事がありません。普通は大体はどちらかが、威嚇するなり、追い払うなりするのですが???お陰で嬉しい誤算?で大助かりですが、今後はわかりませんが...
以前の日記でも書きましたが、
タテキンとクリスルスこの2匹は他の大型ヤッコと組合せしやすい種だと思います。タテキンはブルーフェイス以外とは上手くやっておりますし、クリスルスはマクロスス以外は問題ないようです。(あくまでわが家の場合)
色彩的な好みは人それぞれかと思いますが、個人的にはお気に入りの一匹です。欠点は肌が弱いというか、黒が基調の色彩なので岩に擦りつけた擦り傷が白っぽくなって目立ちます。岩を少なくすると良いのでしょうが、ケンカを避ける為仕方がありません。
価格がもう少し手頃だと飼育される方も多いのでしょうが、はるばる東アフリカから送られて来るのでほとんどが航空運賃でしょうし?仕方のない事です。飼育はとても楽なヤッコなので餌を食べる個体を購入すると問題はあまり起きないと思います。実物はとても肉厚でやはり迫力があります。アズファー、クィーンエンゼル等にように優雅に泳ぐタイプではありません。ヤッコも顔が命?ですね。さながら鉄仮面!!??
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◆キイロハギ
ご存知キイロハギ、とてもカラフルで全身イエローなのでそう言うネーミングが付けられたのでしょう。とても派手な色彩の割にはなぜか?わが家では全然目立ちません。いるのか?いないのか?存在感がなぜかほとんどありません。(笑い)
現在、3匹3種のハギを飼育しておりますが、この種が一番飼育は楽(簡単)だと思います。ハギの場合は購入時痩せている個体も珍しくありませんが、この個体も例外に漏れずかなり痩せておりました。5センチ程の幼魚を購入し比較的簡単に大きくなりましたが、最近はほとんど大きくなっていないと思います。餌はきちんと食べているようですが、なぜか?成長しません。太ってはいるのですがね?...
今まで数匹飼育しましたが、性格はケンカ早い個体が多いです。特にパウダーブルーとは時折やり合っております。この種も結構気が強いのでパウダーブルー、ナンヨウハギよりあえて小さいサイズを入れております。個人的な理想はナンヨウハギ>パウダーブルー>キイロハギの順番でナンヨウハギ(大人しい)が一番大きい方が良いと思います。
飼育難易度は(簡単)キイロハギ→ナンヨウハギ→パウダーブルー(難しい)の順序だと思います。ナンヨウハギはそれほど難しいとは思いませんが、パウダーブルーは???難しいと思います。理由は白点病に一番罹り易いし低比重治療するには比重ショックを起こしやすい(変化に敏感)からです。
それに比べキイロハギはそれほど神経質にならなくてもいいので管理はとても楽です。飼育当初以外はほったらかしで気を付けて観察した事など???ないような気がします。飼育管理はその水槽で一番デリケートな種に合わせて管理するのが普通ですから尚更丈夫な種は対象外?になります。魚には申し訳ないのですが、スズメダイ、カクレクマノミなど観察した事などほとんどありません。それでも問題は起きないですし、状態よく暮らしているようです。ホンソメは案外デリケートな種なので動きだけは注意して観察しております。
いずれにしてもキイロハギは案外丈夫な種なので大型ヤッコ水槽などには良いアクセントになると思います。しかし間抜けな顔?してますね。
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◆マクロスス放す
数日前に2ヶ月近く隔離していたマクロススを久し振りに放してやりました。一年以上飼育し約2ヶ月のお見合い期間を経て一緒にしたまでは良いのですが、水槽の混泳状況が一変しました。
まずパッサーのマクロススに対する激しい威嚇、攻撃、マクロススも応戦しますが、まだパッサーには敵いません。全長はほぼ同じ、体高はセダカヤッコと言われるだけあってマクロススが勝っておりますが、しかしパッサーのケンカの強さ闘争心は遺伝子にしっかり刻み込まれているようです。
たった1匹加えただけで水槽全体が緊迫する雰囲気に包まれているのは容易に判断出来ます。マクロススはパッサーに押さえ込まれておりますので今は悪さが出来ない状況ですが、慣れるに従い勢力を拡大する事は間違いなさそうです。
パッサーの混泳を半年以上掛けて解決したら今度はこれです。ケンカ、イジメの問題これは解決する事は極めて難しい永遠の課題になるのでしょうか?
本日は数日経過した事もあり全体的に大分落ち着いた感がありますが、そう簡単に上手く行くなど今までの経験、経緯からはとても思えません。今後も問題であり続けると思っております。ただ最悪の事態を避ける為に状況を静観したいと思います。
冷静に分析してみて長期で混泳出来る?ギリギリの線を維持しているように見えます。言葉では説明出来ません。
一番弱い立場の個体、(現在はアズファー、ブルーフェイス)この魚達が問題なく混泳出来れば犠牲もなく長期で飼育は可能だと思っております。(とても難しい事ですが...)
一番の観察のポイントは犠牲が出る可能性があるのか?、ないのか?を見極める事が出来るかが大切だと思います。中期的にみてストレスになるであろう場合は魚同士の関係を観察していると大体わかるものです。しかし難しいですね。水質改善より厄介な問題です。
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◆一休み
最近忙しく(言い訳)なかなか更新が出来ませんでした。スミマセン。
魚の方は相変わらず良くも、悪くもない状態です。暑さ対策もほぼ終わりここに来て飼い主に疲れが出て来ました。
白点病治療は低比重にしてから来週末で6週間になるので数日掛けて比重をゆっくり戻し終わりになります。また再発しなければ良いのですが、こればかりは判りません。魚を追加する予定がないこれから頻繁に発病するようだと対策を真剣に考えなければなりません。早い話、飼育尾数を減らすのが一番手っ取り早い方法ですが...
先日の日記から書いている事ですが、水質の改善がやはり今後の課題の一つに違いありません。硝酸塩濃度の低下、phの上昇を行う事です。お金を掛ければ改善出来るとは思いますが、なんせ予算がありません。(金欠アクアリストの辛いところであります)後は知恵を出すしかありませんが、それも???
長い期間飼育するには勢いのある時だけではありません。モチベーションが最近下がって来ました。ここで手を抜くと犠牲が出ますのでそうならないようにしたいと思います。しかし5年、10年、15年と飼育されているアクアリストの方は尊敬します。決して簡単な事ではありませんね。やはり長続きの秘訣は無理や負担にならない範囲で続ける事でしょうかね???
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◆過密飼育の難しさ
わが家の飼育方法は誰が見ても一見華やかに見えますが、何を隠そう俗に言う「過密飼育」になります。とても万人にお勧め出来る飼育方法ではありません。その飼育の難しさ、問題点等を考えてみたいと思います。
どの位の水槽、水量に対してどれ位の魚を収容したなら過密飼育になるか?は定かではありませんが、自分では過密飼育だと思っております。この辺に関してはいろいろなご意見がお在り処と思いますので個々の判断にお任せします。
魚を多く飼育する場合、はじめに水質の維持管理の難しさが挙げられます。ろ過が安定した水槽の場合、アンモニア、亜硝酸が検出されなくとも、硝酸塩濃度が必ずと言って良いほど問題になります。当管理水槽では還元ろ過BOX、デニマックス250リットル用などを使用して硝酸塩の還元、解消を行っておりますが、それでも使用量が少ないのでしょう、なかなか数値は下がりません。今後の課題の一つです。その大きな原因の一つに与える餌の量があります。特に大型ヤッコの餌食いなど物凄いものです。
当水槽の餌の与える量は毎日計測している訳ではありませんが、日/5グラムを2回=10グラム位を与えております。仮にシュアーの60グラム缶で計算すると6日しかもちません。魚の数、サイズ(体重)、総水量等で一概に単純比較は出来ませんが、330リットル程度の水量に対してこの餌の量です。水が汚れないハズがありません。その為、長くても3週間程度で水の取換えが必要になります。
餌を与える場合に於いては数種類与えておりますが、ざっと、挙げてみると、海苔、クリル、人口飼料5種類程度、などですが、ただ種類を多く与えれば良いのではなく栄養のバランスを考える事は当然必要になります。更に当管理水槽の場合は大型ヤッコ、ハギ用、チョウチョウウオ用、ソメワケヤッコ用など工夫して餌を与えております。
特に数多い混泳下に於いては弱い立場の魚に十分に餌を与える事が出来るか?が最重要課題になります。その為にただ無駄に多くの餌を与えるのは水が汚れるだけです。与える順序の工夫、与えるタイミングの工夫が必要になります。これはとても重要です。さもなければ大型ヤッコに皆食べられます。また大型ヤッコなどは細かい粒の餌などにはあまり興味を示しません。浮遊性の餌には警戒して水面までなかなか上がってきません。それがソメワケヤッコ、チョウチョウウオにとっては餌をじっくり食べる事が出来る良い機会になります。つまり強いものだけが満腹に食べ、弱いものが空腹状態にならないようにする工夫がとても大切になります。
それと病気対策これも過密飼育では少数の飼育に比べ比較にならない程、注意を払う必要があります。余裕のある魚密度の飼育では白点病などはろ過が正常に機能していれば自然治癒の可能性は十分に考えられます。しかし過密飼育ではなかなか自然治癒は難しいようです。そんな悠長な事を言っている時間は少ないと思います。初期段階で手を打つ方が確実だと思います(手遅れにならないうちにです)。魚が多い為のストレス、水質の悪化が主原因でしょう。今後はろ過の強化(ポンプ容量UP)、スキマー導入などを検討しております。
ただ、メインポンプの容量UPは効果が期待出来ますが、スキマーの機種選定は???中途半端なものではほとんど効果が期待出来ないと思います。毎週シュアーの缶を水槽に投げ込んでいるようなものですから...やはり水換えが一番だとは思いますが...
他の病気に対しても脆弱な事は容易に判断出来ると思います。不用意に魚、他の無脊椎生物等を水槽内に持ち込まない事です。仮に追加する場合は他の独立した検疫水槽でのトリートメント、病気治療を行ってから細心の注意を払った導入が必要になります。たった1匹、不用意に魚を追加した事によって全滅など昔から耳にする話です。(これは過密飼育水槽だけの話ではない事ですが...数多い魚を失う事は出来れば避けたいものです)
そういう意味でもショップに入荷してある程度の期間飼育した状態の良い個体を購入した方が安全だと思います。仮に1ケ月ショップにいたとしてもやっと生きているような個体も中にはおりますので当然見分けが必要です。要するにベテランのレア種を狙っている方は別ですが、(そういう方は大体がショップに頼らなくてもよい飼育技術、設備を備えているものです)それ以外の自分も含めた一般の大多数の方は少なくともそうした方が安全です。
私の以前のチョウチョウウオの通販での購入方法はショップに電話して「状態の良いチョウチョウウオの種類はどんなのがおりますか?」と言うものでした。魚種の選定はその後です。状態、餌食いが最優先です。それでもいい加減な個体を送って来るショップからは購入しなければ良いだけの話ですが、大体はその通りの個体を送ってくれると思います。通販では5〜6ショップ利用した事がありますが、大体は安心して購入出来ました。
話がそれてしまいましたが、過密飼育出来るようになるまでの道のりは1匹、1匹を大切に確実に飼育出来るようになった事の集大成的な意味も含まれていると思います。余裕をもった数の飼育と比べいろいろな面において管理的にもなかりシビアな事を要求されますし、飼育技術や難易度はまったく異なります。(飼育してみたら違いがわかります)そうしたい方は1匹をほぼ確実に飼育出来るようになる飼育技術が必要です。自分が以前経験した「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる?」方式ではまったくダメであります。無駄に生体を失うだけです。(反省)
しかし、皆元気良く、多くの魚達が乱舞する光景を実現出来たときはこの上ない喜びもあります。餌を与える前の光景は乱舞そのもの見事なものです。全ての魚達が水槽前面に出てきて餌をねだり上下左右に泳ぎまわります。この光景を実現できるアクアリストはそう多くはないと思います。過密飼育冥利に尽きます???
個人的にはチョウチョウウオの乱舞もとても大好きな光景です。1匹10万円する魚を単独で飼育するよりも1匹千円のチョウチョウウオを乱舞させる方が好きであります(あくまで個人的な嗜好)。無脊椎も動き、感情がないのであまり飼育したいとは思いません。(独断と偏見)決して他を否定するものではありません。
飼育方法には飼育困難種を単独もしくは極少ないタンクメイトと共に飼育するような事を目指す方もいれば、比較的単独では容易に飼育出来る種を数多く乱舞されるなどを目指す方法もあります。どちらが良い、悪いなどではなく、また他人と競うものでもありません。個々が理想とする魚達を収容して楽しく飼育し、優雅に鑑賞を楽しめたならそれが一番良い事だなと思います。
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◆クィーンエンゼルの褪色
クィーンエンゼルがわが家に来てから11ヶ月目に入りました。飼育当初は全体的にブルーの濃い綺麗な魚でしたが、その面影がなくなりつつあります。アクアリストの課題の一つにこのクィーンエンゼルのブルーの色彩の維持が挙げられますが、実際に飼育してみてその難しさを改めて痛感致しております。
毎日2回、海苔、クリルその他、数種類の餌を欠かさず与えてはおりますが、水質は硝酸塩濃度が常に高く、phは常に低く理想的な環境とは到底言えません。もっともこれだけ魚を詰め込んで飼育しているのですから無理もない話しであります。(反省)
この種の魚は常に人気があり何かオーラを放っております???ネーミングもさることながら優雅に泳ぐ姿はやはり女王様ならではの風格が感じられます。しかし飼い込んで行くとどうしても全体的に黄色になり冴えない色彩になってしまいます。何か打開策的なものはないのでしょうか?
機会があったら(到底無理だとは思いますが)リーフタンクで単独飼育してみたい魚です。どの位維持色彩が出来るものか試して見たいですね。
そう言えば 某ショップのHPでセントポールクィーンを維持しているタンクデータでは総水量600〜750リットルのタンクですのであれだけ大きいタンクで単独飼育?かはわかりませんが、環境によっては維持できるのでしょかね。もっとも自動車が購入出来るような価格の魚を購入して飼育するのですから普通の経済力では到底無理な話であります。どんな方が飼育されているのでしょうかね?
宝くじが当たったらそうする事にします。当管理水槽にセントポールがいたなら「当たったな?」と思ってください。(爆)ちなみにわが家のクィーンは150万ではなく1万5千円でした。(値切ってませんから!残念!)(波田 陽区風)
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