◆海の魚 海の魚と風景のホームページです。
◆魚類写真資料データベース 魚類のデータベースのページです。写真がとても豊富です。
現在、わが家ではマリン・テックのシーライフを使用しております。先日の日記にて作りたての海水のphが7.3程度だと書きましたが、その後も水換え前に測定しましたが、やはり同じ位です。おかしいな〜?と思い早速マリン・テック問い合わせてみました。 通常ならph8.0〜8.4程度、現状を話した所、やはり水ではないか?と言われました。(誰が考えてもそれしかないでしょう)水槽はリビングに設置してあります。当然、暖房機器も使用しております。(FF式ファンヒーター) 水を汲んでいる場所は隣の部屋(キッチン)で暖房機器は使用しておりません。お湯ではなく、もちろん真水。メーカー曰く「試しに屋外の蛇口から汲んで人口海水の素を溶かして測定して見て下さい。」??1箇所あります。話によると室内と屋外では違うらしい???まさか???同じ配管なら違いはないだろ?管が違うなら話は別だが... 試しに屋外から水を汲み早速、人口海水の素を溶かしてみました。ちなみに測定前の真水はph7.0程度、以前の測定では硝酸塩濃度はゼロでした。地域によっては検出されるようですね。秋田でもかなりの田舎なので上流に民家もそれ程ありません。自慢になってしまいますが、世界遺産「白神山地」ブナの森から流れてくる水なので水質は比較的良いのではないかと思っておりました。しかし???成分に何が含まれているのでしょうか?魚の状態は悪くないので、それだけが救いですが、塩を溶かした時にphが低いのは決して良いことではありません。 低い温度ですが、比重1.022前後でやはり7.20〜7.22位、原因はよくわかりません。ここ1ケ月程で数回測定しましたが、同じような数値でした。 この海水を水槽に入れると残っっている海水と混じり数日で7.70〜7.90程度に落ち着き、この数値間で変動します。2週間の取替サイクルでは、この数値から下がる事は、ほとんどないようです。 使用期限について伺った所、夏を越さなければ大丈夫との事でした。夏の暑さで科学反応を起こすようです。通常はサラサラした状態ですが、保存状態によっては表面が湿気を吸って固まる経験をされた方も多いと思います。酷くなると中まで固まります。やはりあの状態は不味いようです。 古い人口海水の素は溶かすとphが高くなるそうで、2〜3年置いたものは最悪ph8.7程度まで上がるとの事でした。(かなり極端な例)海水としてはph8.4以上になるものは使用するのを避けた方がよいでしょう。海水としての範囲を超えています。廃棄処分するしかないでしょうね。 在庫回転率は714リットルの業務用が一番速いとの事でした。当管理水槽でも愛用しており、4回の水換え、ちょうど2ヶ月程度でなくなります。どこかで製造ロットによって低いのがあると聞いた事もありましたが、真相はよくわかりません。水道水も季節、天候によって変化するので尚更、正確にはわからないと言えるでしょう。 水道水も地域による違い、その中でもまた場所による違いがあります。同じ水でも経由する配管の材質によって成分が異なると言うことです。この場合、主に重金属の含有量の違いと言えるのではないでしょうか? 今回、マリン・テックの担当者の方には、いろいろな疑問をお伺いする事が出来ました。丁寧にご回答を頂き、有難うございました。やはり餅の事は餅屋に聞くに限ります。もちろんエンドユーザーの声も貴重な事に違いありません。ただ原因が特定出来なかった事は残念ですが...久し振りに良い勉強になりました。 わが家の近況ですが、拒食寸前だったクリスルスがあれからコンスタントに餌を食べ出しました。(ひと安心)ここまでくれば後は、最高の状態まで一度もって行きたいと思います。パッサーは元気すぎて手に負えません。迫力満点!肩で水を切りながら泳いでいます。(笑い)お陰でアズファーが威嚇され今後の問題になりそうです。(泣き)一難去ってまた一難、神は試練を与えてくれます。海水魚飼育はなかなか難しいものですね。
◆太平洋貿易株式会社 活魚から熱帯魚、海水魚の水産用飼料を取り扱っております。
クリスルスがその後あまり餌を食べないので、昨日試しにブルーフェイスを仕切る事にしました。 クリスルスは普段それ程虐められている様にもみえないのですが、見えないストレスが感じられます。以前、里子に出したマクロススには虐められていたので、その頃からのストレスもあるのだと思います。 ブルーフェイスを当初は追い払っていたのですが、サイズ差がなくなって来たので最近は立場が逆転しました。そのせいか少しづつ餌食いが細くなって拒食寸前の状態です。このままではかなり危険なので致し方ありません。ブルーフェイスを仕切り版にそっと追い込み仕切り完了。 するとどうでしょう。いつもは隠れ家近辺からあまり動かないのですが、しばらくしてクリスルスがリラックスしたのでしょうか?水槽内をウロウロ探索し始めました。しばらく徘徊し?どうやらブルーフェイスの隠れ家が気に入ったようです。(笑い)今度はその場所を基点にして行動するようになりました。 幸いにもボスのクィーン、No2のパッサーとは相性が良いので、ほとんどケンカする事もありません。天敵がいないので久し振りにリラックスしているようです。飼い主は問題ないと思っていても、かなりプレシャーを感じていたのでしょうね。今回はかなり勉強になりました。キーパー失格ですね。 今朝からおとひめの小さな粒を最近では珍しい位、食べているようです。(ホント単純です)この調子でしばらく維持出来れば復活もそう遠くはないと思います。(そう簡単に行くとは思いませんが) わが家のクリスルスの場合、人に対しての警戒心は強くはありません。逃げ腰の魚ではないようです。アズファー、マクロススとはその辺が異なる所です。ストレスがなければ餌食いはとても良い魚だと思いますし、人にも慣れると思います。しかし気が荒くなく(大人しい魚で気が弱い)外的な要素でストレスを受けやすいのだと思われます。飼育した事はありませんが、ポマカン種ではワヌケヤッコに似ているのだと思われます。そう言う意味では先に入れた方が良い魚かもしれません。 状態を完全に仕上げればまた違うでしょうが、半年間飼育した限りでは気の弱い大人しい魚です。良いところは比較的他の大型ヤッコとケンカしない事です。ホラカン種のクィーン、パッサーとはまったく問題ありませんし、アズファーとの相性も悪くはありません。しかしマクロススとは良くありませんでした。普段クリスルスは無駄に攻撃も仕掛けませんし、タテキンと並び組合せしやすい種だと思います。 今後まだまだ静観が必要ですが、無事乗り切って欲しいと思います。問題児のブルーフェイスは最近はすっかり立ち直りヒレの縁取りも再生しました。現在の状態は申し分ないようです。ただしばらくの間、仕切るので一緒にしたらパッサーにボコボコにされそうです。戻す時は再度パッサーとの入れ替え後でないと難しいかも知れません。 大型ヤッコの混泳の為、年中何かしら問題が出ていつもアホみたいな事ばかりしております。でもこれをやらないと必ず犠牲が出るのでしょうがないですね〜。単独では比較的飼育は簡単でも混泳となると難易度が極端に高くなるような気がするのは私だけでしょうか?また大型ヤッコ追加しますのでまだまだ懲りておりませんぞ〜。全滅したら「やっぱりか!言わんこっちゃない」と笑ってやって下さい。 (写真下、仕切り前のブルーフェイス)
だいぶ前から餌食いが細くなっていたクリスルスですが今朝は久し振りにいつもより多く食べてくれました。とは言っても他の大型ヤッコからみればまだまだ少ないのですが...大きな粒餌も食べていたので今後の回復に淡い期待を抱いております。 いつもは一粒づつやっと食べているのですが、連続して食べるシーンも見られました。動きはいつもより躍動感が感じられるようになりました。まだはっきりとは判りませんが、峠を越えた?のでしょうか?もう少し様子みない事には判断できないかも知れませんが、良い兆しが感じられます。 最近は魚を落ち着かせる為に岩組みを以前と同じく複雑にし、とにかく落ち着ける環境の確保、ビブリオ発症後は餌の与える量も減らし水質の維持を重点的に行なっておりました。餌の与え方一つで水の汚れ方はだいぶ違います。以前は大量に餌を与え(食べるだけ)ておりましたが、限られたスペースで長く飼育する事を目標にした場合、やはりある程度減らす事も重要な気がします。(魚を減らすのが一番良い方法です)(自爆) 常に満腹に餌を与えていると魚はどんどん大きくなります。しかし裏腹に水は比例して汚れて行きます。それに伴い雑菌も多くなります。病気の発病率も当然高くなります。私も以前はとにかく多く餌を与え大量の水換えで凌ごうと思っておりました。しかしビブリオ発症後、餌を少なくし多少太っている程度でよいのでは?と思うようになりました。その分魚の成長は遅いと思います。どんどん大きくなる個体には例外を除いてかなりの餌を大量に与え続けている事がほとんどだからです。自然界では食べたいだけ食べ、広い所を泳ぎ、水も常に理想的な状態が保たれます。当然水槽環境には比較できない程大きく成長します。 水槽スペースを考えた時、大型ヤッコのフルサイズが20センチ程度ならどんなに楽か?と思う事があるのは私だけでしょうか?種によっては遊泳スペース確保が必要になるので尚更そう感じます。大型ヤッコで言うならばポマカン種よりホラカン種がそれに当てはまると思います。比べてみると尾びれの大きさにかなり違いがある事に気づきます。パッサー、クラリオンなどの遊泳力のある種は特に大きいものです。対照的にタテキン、クリスルスなどは岩陰に隠れている事が多いのでしょうか?それに比べるとかなり小さいです。 じっくり育てて(これには賛否両論あるでしょう)ある程度のサイズにしかならない方がホームアクアリウムでは都合が良い面も否定出来ません。(ただ種によっては環境に係わらず大きく成長する種も存在しますが...)そう言った意味ではアズファーなどは成魚色になるのは早いのですが、成長が他のヤッコに比べ遅いので長期飼育するには都合が良い種だと言えます。あっと言う間に大きくなるマクロススなどは大型ヤッコの混泳にはボスとして飼育するには良いのでしょうが、その成長の速さでもてあまし、手放す事が多い種の代表選手?ではないでしょうか?(笑い) もっとも飼い込む程に綺麗になるので手放すのがとても惜しい種でもあると思います。わが家の個体もブルーがとても綺麗に発色していたので機会があったらもう一度飼育してみたいと思います。 いずれにしても、ホームアクアリウムでは成長をある程度セーブしながら(成長を阻害する事ではありません)じっくり育てる方が上手く長く付き合って行く一つの方法ではないかと最近思っております。
先月はビブリオ発病の為、いろいろありましたが、どうにかここまで凌いで来る事が出来ました。(里子に出した魚もいるので凌いだとは言えないかも知れませんが)一時はクィーン、パッサーを落とす事になるのか?と思いましたが、しかし最悪の事態だけは避けられたと思います。素早い治療、環境改善でどうにか終息させる事が出来ました。やはり病気治療は軽症のうちに限ります。 何よりも発病しない環境作りが理想的ですが、万一、発病した場合に備えて素早い対処が出来るように常日頃準備をしておく事も大切な事だと思います。これからも毎日生体の観察を怠りなく行いたいと思っております。私の場合は離れて魚の動きをじっくり観察する事(鑑賞する事とは意味が違いますから)と顔が水槽にぶつかる程近づいて体表、目、ヒレなどに異常がないかを確認する事は毎日の日課になっております。これはとても需要な事です。体表の荒れや異常、目の濁り、飛び出し、ヒレの濁り、擦り切れ、白点虫等の付着など必ず確認する必要があります。 これを怠りなく行なう事で病気の早期発見、早期治療に活かす事が出来ます。症状によってはしばらく静観する場合もありますが、この見極めはある程度の経験がないと難しい事だと思います。経験を積まなければわからない事も沢山あるような気がします。その面での感性を磨く事が大切だと思います。 今後の予定としては、水質の改善(今後と言うより永遠の課題?)を重点的に行なう事、具体的にはメインポンプの大型化、嫌気ろ過の強化、(還元ろ過BOXを増設)、水換え量の見直しでph値を高く、硝酸塩濃度を出来るだけ下げたいと思います。還元ろ過BOX増設により水換え期間を延ばすのではなく、水換えサイクルは同じにし、より良い水質のままで維持する事が理想的だと考えております。もっとも最近は魚を減らしたのでそれだけで、多少の水質改善にはなったと思います。餌の量も目に見えて減りました。 魚水槽での海水は特に水槽内で徐々に失われる成分、蓄積する物質、日々バランスが崩れて行きます。魚が多いと当然それだけ変動も激しいと言う事になります。添加剤等で失われた一部の成分を補充したとしても海水中のイオンバランスは崩れて行くだけなので、正常なイオンバランスを保つにはどうしても水換えは欠かせません。そのように考えるとあれこれ添加剤、吸着剤を入れる事はあまり好ましい事だとは思いません。(あくまで個人的見解)一時的な対処に過ぎないと言う事です。 では水換えを頻繁に大量に行なえば良いかと申しますと、かえって逆効果の場合も否定出来ません。自分の水槽の水量、ろ過方法、生体数、そのサイズ全て異なります。よって一概にこの水量をこの位の期間でとは言えない部分でもあります。この辺はいろいろ試行錯誤しながらより良いだろうという期間、水量を自分の環境に合わせて模索するしかないのが実状だろうと思います。 当管理水槽の場合は2週間に一度30〜50%取り換えてますが、最近は生体が昨年より成長したので50パーセントの方がより良いと感じております。どんな高価な機材を購入しても飼育の基本は変わりませんし、(多少管理が楽になる程度だろうと思います)手間隙が掛かる事は事実だと思います。プロスキも導入を真剣に考えましたが、やはり導入コストの問題、管理が更に増える、それを設置したとしても水換えの頻度を変えるつもりはないのでそれならなくても良いか?と感じております。それを購入して水換えがなくなるのなら考えますが...多少伸びる程度ではコストに見合ったメリットが少ないからです。魚が減ったらホント管理が楽になりました。 それとマクロススの抜けたところに大型ヤッコを1匹追加する事にしました。(またしても懲りずに)いつもの東京のショップに予約したので、いつになるのか?わかりませんが、そのうち入荷したら連絡が入ると思います。通常はタブーとされている組合せなのでいささか不安ですが、その組合せで長期飼育されていた方も存じておりますし、挑戦してみたいと思います。海水魚など一般的な種の相性は参考になりますが、結論は一緒にしてみない事には上手く行くかどうかなど誰にもわかりませんからね...